不動産担保ローンで最短即日融資を受けるために

不動産担保ローンに限らず、多くの人が気になるのはどのくらいの期間で融資をしてもらえるのかということでしょう。基本的に融資を依頼するということは、すぐにお金が必要ということを意味しています。ですから申し込みから実際にお金が振込まれるまでの時間は非常に重要と言えるのです。では最短どのくらいの期間で融資してもらえるものなのでしょうか。
基本的に不動産担保ローンには時間がかかります。というのは、不動産担保ローンは不動産の価値を鑑定することがとても重要だからです。融資する側は、担保となる不動産の価値に見合った融資をする必要があります。例えば1億円の価値がある不動産を担保に5億円の融資はできないのです。そのため担保となる不動産がいくらの価値があるのかを見極めることが必要になります。
不動産の価値はすぐにわかるというものではありません。現地調査を行い、不動産の登記簿謄本を確認し、路線価などから周辺地域の不動産の取引価格相場について調べます。そして不動産鑑定の資格を持っている人に鑑定を依頼して担保となる不動産の価値を判定することになるでしょう。つまり一つの不動産の価値を知るためにいくつもの工程があるということになります。
こうした不動産の価値を判定することに加え、金融機関側が資金を用意できるかという問題もあります。カードローンなどの場合、融資金額は最高でも数百万円から1千万円程度です。しかし不動産担保ローンの場合には数億円単位の金額になることもあり、金融機関もお金を即日用意できないこともあります。そのため不動産担保ローンは時間がかかるのです。
ところが金融機関によっては不動産担保ローンであっても最短で即日融資ができると謳っているところもあります。これは原則として最短即日融資なので、必ず即日数億円単位のお金が振込まれるということではありません。その点は間違えないようにしましょう。
それでも最短即日融資を実際に実施している金融機関はあります。しかし無条件で最短即日融資ができるというわけではありません。では最短で即日お金を振り込んでもらえるようにするために、何かできることはあるのでしょうか。
まずできるのは、不動産担保ローンを1日のうちの早い時間に申し込むということです。不動産担保ローンに限らずローンの審査は申し込まれた順に行われます。つまり早く申し込めばそれだけ早く審査が早く開始されるということです。可能であれば午前中の営業開始直後に申し込むようにしましょう。
最短即日融資を受けるための別のポイントは必要書類を不足なく持って行くことです。不動産担保ローンにはいくつもの必要書類があります。カードローンのように本人確認書類と収入証明書があればよいというわけではないのです。この二つはもちろんのこと、土地の公図、不動産登記簿謄本、地積測量図、建物平面図、固定資産評価証明書など非常に多くの書類が必要になります。事前に必要書類を確認して持って行きましょう。
さらに不動産担保ローンを専門に扱っている業者に依頼するというのも良い方法です。銀行などは不動産担保ローン以外のローンもマルチに扱っています。一方で不動産担保ローンを専門に扱っている業者であれば、審査などにもなれており、よりスムーズに手続きが進む可能性が高いのです。不動産についての知識も豊富なので、より速く正確な審査が行われることでしょう。
こうしたポイントを押さえておけば、最短即日融資を不動産担保ローンで受けられる可能性は高まります。まとまったお金が必要になった場合などは、こうした方法で不動産担保ローンを賢く活用するようにしましょう。